先端設備等導入計画の書き方~パート3~

先端設備等導入計画 大阪

それでは、今回は以下の3点の記入例を紹介していきます。 ・自社の事業概要 ・自社の経営状況 ・将来の展望

先端設備等導入計画 大阪

私は20以上の市区町村で申請を行ってきましたが、これが正解というパターンはありません。おおよそこう書けば8、9割の市区町村で大丈夫という書き方を今回はご紹介させて頂きます。

自社の事業概要の書き方

この部分は特に重要ではありません。自社の簡単な説明文を書けば大丈夫です。 (例文)  当社は昭和●●年に創業した●●業である。10年前に先代が引退し、現在では2代目が事業を継承している。弟である専務が工場長として現場を統括し、社長は主に営業面を担当している。 先端設備等導入計画 大阪

自社の経営状況の書き方

売上高や営業利益など重要な項目に絞って2期比較を行いましょう。あとは補足説明として、なぜ増減したのかを説明しておきましょう。 (例文) 先端設備等導入計画 大阪    前期は前々期と比較すると、新規の受注もあったことから売上高は増加した。しかし、外注費が高止まりしたことから営業利益は減少する結果となった。業界平均クラスの営業利益率を維持できており、借入金の返済も進めることができている。今期は新規の受注が無く、売上、営業利益ともに横ばいになると予想している。 他に例を挙げると売上高が減少した場合、「直近期は販売先の売上低迷により、当社製品の販売数も落ち込み売上が減少した。今期は営業体制を見直すことで、前年比で5%の売上高の増加を見込んでいる。」などです。

将来の展望の書き方

主に2つに分けると書きやすいです。 1つ目は「内部環境に関する将来展望」、2つ目は「外部環境に関する将来展望」です。 内部環境に関する将来展望については、以下の点を考えられるといいでしょう。 考えるべき項目と例文を以下に書き出してみましたので、よければ参考にしてみてください。 ・経営者が高齢ならば事業承継について、どう考えているか? (例文)  将来的には息子に代替わりを考えているため、来年度からは息子を専務取締役に就任させ、次の世代に引き継げるように体制作りを進めていく予定である。 ・工場や設備の老朽化が進んでいるならば、どのタイミングで新たな設備投資を考えるか? (例文)  今回はマシニングセンタを導入する予定であるが、次年度以降では研磨機の更新も考える必要があると考えている。また、工場の拡張も必要であると考えており、工事のタイミングで動線の見直し、5Sの徹底化など作業の無駄を無くす取り組みなどもあわせて行う予定である。 ・将来、従業員をどれだけ増やすか? (例文)  今後の増産対応に備えて、2名の従業員の採用を考えている。しかし、知り合いの同業他社から、現在、人の確保は非常に難しいと聞いているため、外国人の留学生を採用することも検討している。そのためには言葉の壁があっても、作業を教えることができるようにマニュアル化が必須であり、本年度中にも取り組む予定である。 外部環境に関する将来展望については、以下の点を考えられるといいでしょう。 ・主力製品の今後の市場動向は楽観的か?悲観的か? (例文)  当社の主力製品の市場予測は比較的楽観的な見通しである。特に海外向けについては世界的な好景気の影響もあり、今後も年間あたり平均して5%程度伸びていくと考えられる。 ・競合他社は高品質で戦ってくるか?価格の安さで戦ってくるか? (例文)  現在、競合他社はいずれも価格をさげることで受注を得ており、当社としてはこの動きに追随するべきではないと考え、高精度を保持するように生産体制を見直していく予定である。 ・金融機関や取引先などと、どういった協力体制が築けるか? (例文)  長年、納期と高精度に対する要求に応えてきた経緯から、取引先からの信頼は厚く、引き続き増産の依頼を受けている。また、設備投資については金融機関からも融資については合意を取れており、今後も協力してもらう予定である。

将来の展望の例文

上記を踏まえて、例文を作成しました。 (例文)  当社の主力製品である自動車向けエンジンパーツは、今後も伸びていくと予想している。しかし、いずれは景気の落ち込みが予測されるため、財務基盤の安定化のために資産の流動化を進めておく必要があると考えている。また、競合他社を含め業界内では、技術者の高齢化が進んでおり、若手の従業員を雇用し、技術の承継を進めていく必要があると考えており職場環境の改善も進めていく予定である。 簡潔で要点をしっかりと書いておけば、ほぼ問題は無いでしょう。また、全体的に政令指定都市など大きい市区町村では審査がやさしい印象があります。逆に、ほとんど認定の実績がない市区町村では厳しく審査される傾向があります先端設備等導入計画 大阪

まとめ

・自社の事業概要 ⇒ 特に重要ではない。簡単に説明文を書けばOK ・自社の経営状況の書き方 ⇒ 重要な項目に絞って二期間比較を行う ・将来の展望 ⇒ 内部環境と外部環境に分けて、書き出してみる ・全体 ⇒ 簡潔にかつ要点をしっかり書き出せばOK 先端設備等導入計画でお問い合わせのある方は是非ご連絡下さい。 ↓↓↓ info@suncredo.com 補助金担当

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